「マレーシアへの留学中にアルバイトはできる?」と疑問に感じる方もいるでしょう。マレーシアでの留学を考えている日本の大学生にとって、生活費の確保は大きな課題です。留学先での生活費を抑えるためにアルバイトを考えている学生は、アルバイトが可能な条件や注意点についてよく確認しておく必要があります。
本記事ではマレーシアでの留学中にアルバイトをする際の条件、手続き、参考時給、そしてどのようなアルバイトがあるのかについて詳しく解説します。これから留学を計画している方は参考にしてみてください。
目次
マレーシアへの留学中に学生はアルバイトできる?
留学中にアルバイトが可能かどうかという問いに対して、答えは「はい」です。ただし、マレーシアで授業を受ける留学生がアルバイトをするためには、特定の条件を満たす必要があります。
また、留学中は学校の課題などで忙しいものです。アルバイトをする必要性もよく検討しましょう。
マレーシア留学生がアルバイトするために必要な条件
マレーシアでの学生ビザは、通常、学業を目的として発行されるため、就労に関しては制限があります。EMGS(エデュケーション・マレーシア・グローバル・サービス )によれば、アルバイトに関する規定は以下のとおりです。
All international students studying at public or private higher education institutions are allowed to work part-time for a maximum of 20 hours per week ONLY during semester breaks or holidays of more than 7 days.
「すべての留学生は7日以上の長期休暇であり、かつ1週間で20時間以内であればアルバイトができる」
アルバイト場所や手続きにも規定があるため、確認しておきましょう。
引用:エデュケーション・マレーシア・グローバル・サービス よくある質問
アルバイトできる場所
留学生がアルバイトできる場所は限られています。レストラン、ガソリンスタンド、ミニマーケット、ホテルで週20時間までパートタイム勤務が可能です。しかし、レジ係として働くことは認められていません。
また、ホテルでは歌手、マッサージ師、ミュージシャン、GROなどの職種も禁止されています。さらに、留学生が不道徳とみなされる仕事や活動に従事することも許可されていません。これらの制限は、留学生の就労が適切な範囲内で行われることを目的としています。
アルバイトの時間
マレーシアでの留学生活では、労働時間は学業専念が優先されるため、週20時間以内の制限が設けられています。このルールを破ると、ビザが取り消されるなど深刻な問題に発展する可能性があります。 学業とアルバイトのバランスをしっかりと保ちながら、有意義な時間を過ごしましょう。
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アルバイトに必要な手続き
マレーシアでのアルバイト開始にあたり、まず必要となるのは学生ビザの有効性確認です。その上で、就労許可を得るための必要書類を準備します。これには雇用契約書、学校からの許可、学生ビザのコピーが含まれます。
多くの場合、学校の国際部門が手続きサポートを行ってくれるため、事前に確認して準備を整えることが重要です。また、特定の業種や役職でのアルバイトにおいては、特別な許可証が必要となる可能性もありますので、細心の注意を払って手続きを完了しましょう。
マレーシアで留学中にアルバイトした場合の参考時給
マレーシアにおける学生アルバイトの時給は、地域や職種によって幅がありますが、おおむね1時間あたりMYR 7〜10(300円程度)が一般的です。首都圏や大都市であるほど時給は比較的高めになる傾向がありますが、その分生活費も増加するため、時給だけでなく生活費全体を考慮した予算管理が大切です。
また、フルタイムの職と比べると賃金条件に差が生まれやすいため、アルバイトの選び方によっては賢く稼ぐことが求められます。現地で過ごす生活費と生活スタイルに対する理解を深め、無理のない範囲で収入を得られるように努めましょう。
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マレーシア留学生におすすめのアルバイト
アルバイトを行うのに制約があるものの、少しでもお金を稼ぎたい、社会経験を積んでおきたいという人もいるでしょう。そのような方におすすめできる方法を2つ紹介します。
大学内でアルバイトする
大学キャンパス内でのアルバイトは、学業とのバランスを保ちやすく、留学生にとって非常に便利な選択肢です。図書館、事務室、学食、技術実験室のアシスタントなど、多くの職種が用意されています。これらの役割では学生としての時間を最大限に有効活用できるため、授業の合間を縫っての勤務も可能です。
さらに、このような仕事を通じて大学のネットワークを強化し、友人や教職員との交流の機会を広げることもできます。そして、各国の学生が集う環境下での多様な文化体験は、多様性理解につながるでしょう。
インターンに参加する
留学中に社会経験を積んでおきたい人には、インターンシップに参加することもおすすめです。特にマレーシア内に拠点を置く多国籍企業や急成長中のスタートアップでは、インターン生としての実地経験が求められ、歓迎されます。
インターンシップを通じて、ビジネス文化の理解やスキルの向上、業界知識の獲得が期待できるため、これは卒業後の就職活動にも大いに役立つでしょう。インターンシップの求人を探す際には、大学のキャリアセンターや現地求人情報を活用し、自身の専攻や興味に応じたポジションを見つけてみてください。
マレーシア留学生がアルバイトするメリット
アルバイトをするかどうか迷ったときには、メリットとデメリットを比較して検討してみましょう。
以下でマレーシア留学中にアルバイトを行うメリットをまとめたので確認してみてください。
異文化理解や将来のキャリアに役立つ
留学中のアルバイト経験は、履歴書に記載することで、将来の就職活動にも有利に働くでくでしょう。語学力や異文化コミュニケーション能力をアピールポイントとして活用できます。
これにより、国際的な企業や組織での職を得る際に、他の応募者との差別化を図ることができます。具体的なエピソードを交えて自分の能力を証明できるため、面接官に強い印象を与えられるでしょう。
資金に余裕ができて長期で留学できる
留学中にアルバイトをすることで、生活費や学費の一部を賄うことができ、経済的な負担を軽減できます。これにより、留学資金に余裕が生まれ、予定していた留学期間の延長も検討できるでしょう。
特に、現地でのアルバイトは収入を得るだけでなく、語学力の向上や現地文化の理解にもつながり、充実した留学生活を送ることができます。また、資金不足による中断のリスクも減らせるため、目標達成に向けて計画的に留学を続けられるメリットがあります。
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マレーシア留学生がアルバイトをする際の注意点
一方で留学中にアルバイトをするには注意が必要な点もあるため、よく確認しておきましょう。
以下でアルバイトをする際の注意点を紹介します。
必要性をよく考える
アルバイトの有無を判断するには、慎重な検討が必要です。特に、学業への影響を最小限に抑えながら、必要性を見極めることが求められます。時間やエネルギーの配分を誤ると、学業成績のみならず、その他の留学活動に影響を及ぼしてしまうことも考えられます。
留学生活においては、アルバイト以外の課外活動やボランティア、学外研修などにどれだけ時間を注げるかという点も重要な経験となりますので、それらとのバランスもしっかりと考慮しながら最良の選択をしましょう。
許可なしでアルバイトしない
許可を得ずにアルバイトを始めることは、非常に危険で、ビザのキャンセルや強制退去など深刻な結果を招く可能性があります。 ビザのキャンセルや強制退去といった深刻な結果を招き得ることから、必ず学校や国の指示に基づいたアルバイト先の確認と手続きを踏むことが求められます。
さらに、非公式雇用は労働条件が不安定な可能性があり、雇用主とのトラブルや賃金未払いのリスクも高まります。安心して働き続けるために、必ず正規手続きを進めた上でのアルバイト選択をおすすめします。
マレーシアで充実した留学生活を送ろう
マレーシア留学の際には、現地の人々と深い交流を持ち、異文化を尊重しながら生活を共にすることも留学の醍醐味です。アルバイトを行うメリットやデメリットも考慮しながら、自分に合った過ごし方を見つけてみてください。
弊社OSBでは、マレーシアへの留学サポートを行っています。留学について迷っている人や具体的なプログラムが知りたい人は、zoom面談を行っていますので、お気軽にご連絡ください。