皆さんは故郷から遠くに引っ越しをしたことありますか? 転校したことはありますか?

全く違う環境に身を移した経験ありますか?

移住する。留学する。

勇気がいる人、エイヤッとやってのける人、いろんな人がいるでしょう。

今回はそうやって決心してマレーシアにやってきたアナタ、もしくはやってみようというアナタに、少し楽になる考え方をお話しします。

 

その1)英語は世界的共通語

「泳げる?」と聞かれたら、「少しは」とか、「平泳ぎなら」とか。答えますよね。「できる」ベクトルで話してますよね。

でも「英語喋れる?」と聞かれると、「無理です」とか、「全然できません」とか少しできても「できない」ベクトルで答えてませんか?

なぜか日本人マインドって英語への苦手意識のせいか、完璧主義のせいか「できない」ベクトルになってしまうんです。

よく、テレビ番組などで、外国人に「日本語を話せますか?」と聞くと、ほとんどの人が「できます」とか「ちょっとできます」とか言いますよね。聞いてみると「ありがとう」とか「こんにちは」とか、それだけでも彼らはできると言います。

少しでも分かれば、言語に対して「できる」レベルなんです。

マレーシアは多民族の国です。純粋なマレー人が6割、3割が中華系、1割がインド系と言われています。また、中東や欧米、他のアジア諸国からの移民も多く、人種の坩堝です。その中で、英語は意思疎通を図る最大公約数です。屋台や、露天商でもビジネスをやる以上、英語は必須と言って良いでしょう。その中で皆さん生活の必要性に駆られて勉強、会話をしています。

ほとんどの人が自信満々で、やる気も満々です。ほんとに聞き取りができないような英語でも、皆喋ってるし、聞いてる。そしてそれで理解し合えています。もしかしたら理解は半分くらいなのかも?とも思います。

理解の幅や勘違いの幅も広く、許しあえる幅も広い人間関係がそこにあるような気がします。日本は良しも悪しも村社会です。現在は単一国民なので、主語がなくてもコミュニケーションが取れますし、暗黙の了解などというのも存在します。ここマレーシアにはそんなものはありません。英語という第2外国語と、民族の坩堝という文化の違い。こういったミックスカルチャーで育っている人々は、もちろんバックグラウンドも様々です。そういった人々と会い、関わることができるのが移住、留学の醍醐味です。英語が少しでも使えれば「できる」んです。みんなその中で強く生きているし、生活で使用し、勉強して、その理解の幅、想像の幅を鍛えているのです。これは他の外国人にも言えることです。ネイティブの英語スピーカー以外は、自己流の英語を使ってコミュニケーションを取ることにおいて恥ずかしいとは思いませんし相手にも完璧なんて求めません。

だから、心配は無用です。「英語が完璧にできない」は当たり前なんです。わからないことはバンバン聞きましょう。皆フレキブルで、許容範囲は広いと思います。「できない」ベクトルから「できる」ベクトルへの脳内変換。できなくても当たり前の強い心。それが海外生活では大事です!

ー引用:ドラゴン桜(阿部寛主演)

その2)多様性を受け入れよう

海外で知り合いや友達と話していて、意見の相違が頻繁に生まれます。待ち合わせ、仕事のアポなど時間の約束をしててもなかなか来ません。やると言ってもやらない。そう!と同意してもしばらくすると掌を返す。

あるドラマでは、「人と、意見が違うときはとことん話をするんです」という会話がありました。それを聞いた人が、「そうしたら分かり合える?」という答えを期待して聞き返しましたが、答えはそうではなく「お互いが違う人間だとわかるんです」という答えを提示します。「お互いを違う人間だと理解し、それを受け入れ、その中で共通の答えを探していくことが大事」というこの答えは、「まさに海外ってそうだな」と思わせるものでした。

先ほども書きましたが、マレーシアは人種の坩堝です。言葉も文化も全く違う人間が同じ国で生活しています。日本でもいろいろな衝突が起こるのに、外国で起こらないはずがありません。その中で共通の解を見つけていく。座学は大事と思います。理論を学んだり、歴史を学んだり、クリエイティブ能力に磨きをかけたり、インプットとアウトプットを繰り返す。日本の学校と海外の学校で、この座学はレベルの差、学ぶ教科の差はあれ、そこまで大きな違いはありません。しかしながら、日本では学校で自分の意見を積極的に述べる機会が少なく、明らかにクリティカルシンキングの教育が足りていません。他者との意見交換や討論をし、自分の意見を恐れずに表現することを習慣化していると、コミュニケーション能力が伸びます。マレーシア含む外国ではその教育が日本よりも秀でており、日本とマレーシアのインターナショナル校を比較するとマレーシアに圧倒的に軍配があがるのが教育エリアです。個性の異なるいろいろな人と英語を使って討論する、自分の主張を相手に理解させる。この経験は留学や海外就職で習得できるスキルと言って良いのではないでしょうか。

ー引用:チェンジ(木村拓哉主演)

海外に出るのは子供にとっても大人にとっても大変な人生の一大イベントでしょう。でも、その大変さに勝る経験や対応力が手に入ることは間違いありません。もし、ご自分の未来、お子様の未来を考え、その先の選択肢、進路の幅を広げたいのであれば、マレーシア教育移住はきっと価値あるものになると思います。

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