Touch 'n Go(タッチアンドゴー)カードとは

Touch 'n Go(タッチアンドゴー)カードは、マレーシアの公共交通ICカード兼プリペイド電子決済カードで、日本のSuicaやPASMOのような役割を果たします。電車やバスの運賃、高速道路や駐車場の料金など、マレーシア国内で幅広く利用されています。

https://www.touchngo.com.my/ (Touch'n GO公式ウェブサイト)

 

現在、様々な種類のTouch 'n Goカードが販売されており、銀行のクレジットカードとリンクして自動的にチャージできるタイプや、小売店(Watson など)のポイントカードとしても機能するタイプ、限定デザインカードなどがあります。
主な用途は以下の通りです。
・高速道路の料金を支払う時(最近はクレジットカードも使える料金所が増えています。)
・LRTやMRT等の電車を利用する時(別で切符も売られています。)
・Rapid KLのバスを利用する時: 現金支払いは不可なので、Touch 'n Goカードが必要です。
クアラルンプール空港へ行くKLIAエクスプレスでも利用可能です。
・駐車料金を支払う時(ショッピングモール等の駐車場)
・支払い決済をする時(TnG eWalletのスマートフォンアプリ経由でレストランやスーパーで支払いが可能です。アプリにE-walletの機能があり、アプリ内のQRコードで支払いができます。日本のPaypayのような支払い方法です。)
短期滞在の場合は、上記の利用頻度が少ないかもしれませんが、長期滞在や頻繁な移動の場合は、事前にTouch 'n Goカードを取得しておくと便利です。

様々な種類のTouch 'n Go

・NFC搭載カード(新カード)

・プラスマイルカード(高速料金が5%還元されます)

・限定デザインカード

・Watsons(薬局) のポイントカード

従来のカードと新しいカードの違い

従来のカードはMRTやLRTの駅のカウンター、コンビニ、ATMなど、いくつかの場所に直接行かないとTouch’n Goカードにお金をチャージできませんでした。

ですが、2022年に登場した新しいタッチアンドゴーカードには、近距離無線通信技術であるNFC (Near Field Communication) が組み込まれています。NFC対応カードでは、TNG eWalletのスマートフォンアプリを介してカードにチャージすることができます。これにより、NFC搭載のスマートフォン(大体のスマートフォンは搭載済みです)とTnGのNFCカードを所有していれば、TnG eWalletのスマートフォンアプリを通じていつでもどこでも自由にチャージできます。この新機能により、従来のカードよりも利便性が飛躍的に向上しています。

TnG eWalletは、外国人も登録可能ですが、アプリでの登録にはマレーシアまたはシンガポールの電話番号が必要です。将来的にはサービス範囲が広がる可能性がありますが、今のところは在住者向けのサービスです。TnGのewalletにチャージする際、クレジットカードでの入金も可能ですが、マレーシアやシンガポール以外で発行されたカードは利用できません。有効期限もカードの種類によって異なり、NFC搭載のタッチアンドゴーは7年で、従来のカードは10年になります。1年間まったくチャージ、あるいは利用しない場合は休眠カードとなり、使用できなくなりますのでご注意ください。

TnG eWalletのスマートフォンアプリにTouch n Goカードのシリアル番号と個人情報を登録しておくと、カードを紛失しても登録された銀行口座に返金してもらえます。カードの利用明細を確認・ダウンロードもできるので、主に経費精算などに便利です。また、残高の確認や紛失時の払い戻しなどのメリットがあります。これらの機能は新旧どちらのカードでも利用可能です。

Touch'n Goカードの入手方法

Touch'nGo Hubでは、従来のカードとNFCカードのいずれも1枚あたりRM10で販売されています。ただし、これはカード本体の価格であり、チャージを含まない価格です。従って、カードを購入する際や利用前に、チャージすることをお勧めします!

従来のタッチアンドゴーカードは、マレーシア国内で幅広く販売されています。Touch’nGo Hub、TNGのセルフサービスキオスク、Rapid KL(LRT、MRT、モノレール)の駅のカスタマーサービスオフィス、ガソリンスタンド、コンビニなどで手に入ります。一方で、NFC搭載のカードは需要を上回り、発売当初から在庫が不足気味で、販売場所も限られています。購入の際には偽物カードを誤って購入しないようご注意ください。最近ではオンラインプラットフォーム(LazadaやShopee)でも販売されているので、ぜひチェックしてみてください!

チャージ方法(従来のカード)について

MRTやLRTの駅のカウンター、コンビニ、ATMなど、複数の場所でTouch’n Goカードにチャージできます。駅やコンビニのレジでチャージする場合は、カウンターで現金とカードを提出すると、スタッフの方がチャージしてくれます。チャージ後は、レシートを確認してください。ATMなどの機械を使用してチャージする方法は、日本の券売機とほぼ同じです。

通常、チャージにはRM0.5の手数料がかかりますが、WatsonsやTesco、Cold Storage、KK Super Martなどのドラッグストアやスーパーマーケットでは手数料が不要なので、これらの場所を上手に利用しましょう。

以上、タッチアンドゴーカードの詳細についてでした。

マレーシアに長期滞在予定の方はぜひチェックしてみてください!

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