最近の世界的な調査では、マレーシアの首都は住みやすい都市として世界で 8 位、アジアで 3 位にランクされています。
目次
1. 世界で最も住みやすい都市はどこでしょうか?
海外駐在者などが信頼を持ってつながることを目的とした世界中で展開されるサービスInterNationsが毎年発表する外国人駐在都市ランキングによると、クアラルンプールは、2023年のレポートの対象となっている世界 49 都市の中で際立っています。
世界的にはクアラルンプールが8位となり、スペインの4都市、メキシコシティ、前述のアラブ首長国連邦(UAE)の2都市に続きました。
クアラルンプールは、アラブ首長国連邦の主要都市であるアブダビとラアス・アル=ハイマに次ぐアジア第2位の地位を占めています。
このランキングは、InterNationsが世界中で 12,000人を超える海外駐在員を対象に調査を実施し、過去 1 年間の海外駐在員の経験を評価することによって決定されました。
徹底した検査には、181 の国または地域の 177 人の駐在員の国籍が含まれ、適応の容易さ、個人の経済状況、生活の質、その他の関連する要素などが評価されました。
さらに、マレーシアは、メキシコ、スペイン、パナマに次いで、駐在員が住みやすい国として世界で4番目にランクされました。
この調査によって、マレーシアの生活の質ランキングが大幅に向上し、2022年の52の目的地中44位から、今年は53の目的地中29位に上昇したことも強調されました。
2. 近年、大人気移住先として確立
マレーシアは14年連続で日本人が選ぶ移住したい国として第1位に選ばれました。選ばれる理由はたくさんありますが、今回は以下に3つご紹介します。
マレーシアが選ばれる理由1 多様性
多民族国家のマレーシアでは、様々な国の文化や言葉に触れられ、多様な価値観が得られるということで、子どもの“教育移住先”としても人気です。学費が高過ぎないのに質の高い教育が受けられ、複数の語学を習得し、生徒たちは世界大学ランキング上位の大学に入学することもできます。多民族・多宗教のため、異なる文化を受け入れやすい国でインクルーシブ教育も盛んです。没個性・同調圧力のない環境で人種や男女問わずのびのびと成長できるでしょう。
マレーシアが選ばれる理由2 安定した気候と天災の少なさ
天候も安定しており、災害も少ないことも人気の理由の一つでしょう。また、他国へのアクセスのしやすさ、旅行のしやすさも高ポイントで、海も山もあり自然が豊かな国ですのでレジャー、リゾートに事欠かないことも駐在員だけでなく家族移住をする人々や、ノマドワーカーにとって重要な移住理由となっています。
治安も良く、医療の質も上がっているため外国人にとってこれほど住みやすい国はあまりないと言えます。
マレーシアが選ばれる理由3 英語能力ランキング上位をキープ
世界共通言語とも言える英語。 国ごとの英語能力ランキングではシンガポール・フィリピンに次いでアジアで第3位にランクインしています。
スイスの語学学校運営企業「EFエデュケーション・ファースト」による毎年恒例のEF英語能力指数の2023年度版によると、マレーシアの指数は世界25位でスコアは568点となりアジア地域では3位になりました。
この調査では世界113か国の英語の熟練度レベルを測るもので、マレーシアは毎年指数が高いランクに入ります。アジア地域での1位はシンガポールで、世界ランキングでは2位。アジア2位はフィリピン、世界では20位です。
一方、日本は世界ランキングで2022年80位から本年は87位にますます転落。アジア地域では23か国中15位とまったく振るわない状態が続いています。2011年からスコアは年々落ちており、2023年は457点にとどまっています。指数分類「低レベル」は2016年から続いているため、グローバル化の現代に合わない日本の教育よりも外国への教育移住を選択する保護者・学生が増えている原因となっています。
450点以下になると「非常に低いレベル」にランク落ちとなります。日本よりも20年以上早くグローバル化教育を推進し英語力を伸ばした韓国は世界ランキングで49位、お隣の中国は82位にランクインしています。
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