高校卒業後の進路として「海外の大学進学」を考えている高校生の皆さんへ。
この選択は、将来の可能性を大きく広げる素晴らしいチャンスです。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのか、どのように準備を進めたらよいのか、不安に思っている人も多いことでしょう。
このページでは、海外進学・大学留学を検討している高校生のために、英語力向上の方法、進学ルートや出願手順、費用の目安、そして卒業後の就職サポートについてわかりやすく解説します。この記事を読んで、海外進学への一歩を踏み出す手助けにしてください。
目次
海外への大学進学に向いているのはどんな人?
海外への大学進学が向いているのは、どのような人でしょうか?ここでは、海外進学が適している人の特徴をご紹介します。
就職や転職でキャリアアップを目指す人
海外の大学進学は、グローバルな視点を持った人材としての価値を高める絶好の機会です。将来、国際的な企業での就職や転職を考えている人にとって、海外の大学での学びは大きなアドバンテージとなります。特に、英語での学位を持つことは、多くの企業で評価されます。
専攻分野を世界レベルで学びたい人
自分の専攻分野について世界最先端の知識や技術を学びたいと考える人には、海外の大学進学が最適です。世界中から優秀な教授や学生が集まる環境で学ぶことで最先端の研究や技術に触れ、専攻分野での理解が深まります。
大学院でMBAなど修士号を取得し世界を舞台に働きたい人
将来、大学院でMBAなどの修士号を取得し、グローバルに活躍したいと考えている人にも、海外への大学進学は適しています。特に、ビジネスやマネジメントの分野でのキャリアを目指す場合、海外での学びが将来の可能性を大きく広げます。
なぜ海外の大学への進学が人気なの?
近年、多くの学生が海外の大学進学を選んでいます。その理由には、どのような点があるのでしょうか?ここでは、海外への進学が人気である理由を詳しく見ていきましょう。
英語力の飛躍的向上
英語が主な使用言語である国の大学では、授業も日常生活も英語が基本です。日々の生活を通じて、自然に英語力が磨かれ、特に会話力やリスニング力が飛躍的に向上します。授業での発表やレポート作成もすべて英語なので、アカデミックな英語のスキルも身に付きます。これにより、卒業後のキャリアにおいても、国際的に通用する語学力を持つ人材として評価されることでしょう。
専攻の選択肢が広がる
日本国内と比べて、海外の大学では専攻の選択肢が非常に豊富です。例えば、ビジネス、コンピュータサイエンス、心理学、環境科学など、さまざまな分野から自分に合った専攻を選ぶことができます。また、日本では珍しい専攻や、新興分野に関する専門的なプログラムを提供している大学も多く、自分の興味や将来の目標に合った学問に取り組むことができます。
異文化への理解力が高まる
異なる文化の中での生活により、自然と異文化に対する理解力が高まります。文化の違いを理解し尊重する力は、国際社会で活躍する上で欠かせないスキルです。多様性を理解し、共に働くことができる力を養えます。
知識を高めるだけでなく経験や問題解決力が身に付く
海外への大学進学は、単に学問的な知識を得るだけでなく、異なる環境での生活を通じて経験や問題解決能力、つまり物事への対応力を培うことができます。予期せぬ出来事や新しい挑戦に直面する中で、自分自身で考え行動する力が身に付きます。
世界レベルの学歴が手に入る
世界的に評価されている大学で学ぶことで、国際的な学歴を得られます。大学卒業後の就職活動やキャリアの選択肢が広がり、国際的な舞台で活躍するチャンスが増えます。特に、グローバル企業への就職を目指す場合、世界レベルの学歴は大きな強みとなります。
卒業後グローバル企業就職の可能性
海外の大学で学ぶことにより、卒業後にはグローバル企業に就職する可能性が広がります。多国籍企業では、異文化に対する理解や国際的なコミュニケーション能力が求められますが、これらのスキルは海外の大学での生活を通じて自然に身につきます。世界各地で働くチャンスを手に入れるためには、海外での学びが大きな一歩となります。このように、住む国の選択肢が増えることは、将来の安心にも繋がります。
海外の大学へ進学の主なルートとは?
海外の大学に進学するためには、日本と同じく出願手続きを行います。出願の方法は大学によって異なり、準備を万全にすることが求められます。一般的な出願方法について解説します。
一般的なのは「直接出願」
多くの海外大学では、直接出願が一般的な方法となっています。直接出願の特徴について解説します。
出願に必要な書類
出願に必要な書類は志望する大学によって異なりますが、一般的には以下のものが必要です。
- 高校の成績表と卒業証明書
- 学校長や職場の上司からの推薦状
- 課外活動歴をまとめたもの
- 志望動機書(エッセイ)
上記の書類は、すべて英語で提出する必要があることが多いため、早めに準備を始めましょう。
学力試験ではなく書類選考と人柄を見る
日本の大学入試と異なり、学力試験ではなく書類選考を中心に行われるケースが多く、学業成績だけでなく、学生の人柄やモチベーションも評価の対象となります。そのため、自己PRや志望動機を明確に表現することが大切です。
留学先の大学によっては課外活動を重視
一部の大学では学業成績だけでなく、課外活動の実績も重視されます。スポーツ、ボランティア活動、芸術活動など、自分が熱心に取り組んできた活動が評価対象となることがあります。単なる学業成績だけでなく、社会性やリーダーシップ能力も見られるため、積極的な活動への参加が重要です。
日本の大学からの編入
日本の大学に進学した後、海外の大学に編入するという選択肢もあります。編入の場合、単位互換が認められることがあり、編入先の大学によっては2年次や3年次からスタートできる場合もあります。編入には一定の成績基準が求められるほか、編入先の大学による特定の手続きが必要となるため、事前に詳細の確認が重要です。
パスウェイプログラムからの進学
パスウェイプログラムとは、海外の大学への進学準備をサポートする特別なプログラムです。英語力や学問の基礎を強化することを目的としており、プログラム修了後に提携大学への進学が可能となります。英語力に不安がある人や、海外の教育システムに慣れるための準備をしたい人にとって、非常に有効な選択肢です。
海外の大学進学にかかる費用の目安は?
海外の大学の授業料は、国や専攻科目によって異なります。例えば、アメリカやイギリスの大学は授業料が高い傾向にあり、年間で300万円から800万円程度かかるとされています。一方、ドイツやフランスなどのヨーロッパの一部の国では、授業料が無料または比較的安価なこともあります。また、理系の専攻は実験設備などのコストがかかるため、文系よりも授業料が高くなる場合が多いです。
アジア圏は低コストで進学が可能なため、日本人にとても人気です。特にマレーシア留学は、学費や生活費が比較的低コストであるため、費用を抑えて海外進学を目指す学生にとって魅力的な選択肢です。
マレーシアの大学の学費は年間で50万〜150万円程度と、他の国に比べて非常にリーズナブルです。また、生活費も比較的安価で、月々の生活費は5万〜10万円程度で済むことが多く、全体的な留学費用を抑えることができます。英語で授業を受けられる大学も多いため、英語力向上にも適しています。
詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
年間50万円~!?費用を抑えて高い教育水準のマレーシアの大学に留学! - OSB EDUCATION
海外の大学進学に向けて準備すべきこと
海外の大学進学を目指す場合、高校入学時の早い段階からの準備が成功への鍵となります。また、自分に合った志望校を選ぶことも非常に重要です。ここでは、志望校選びと準備の方法について解説します。
高校1年生
・海外の大学情報を収集
・大学留学に必要な英語力・学力・費用を確認
・できれば短期間の留学を体験
高校1年生の段階から、海外の大学進学を視野に入れた準備を進めることが大切です。まずは海外の大学情報を集め、進学に必要な英語力や学力、費用について把握しましょう。また、短期間の留学の体験で、自分に海外生活が合うかどうかを確かめられます。早く海外に出たい方は、この時点で寮つきインターナショナルスクールへの入学を検討することもおすすめです。
高校2年生
・進学したい大学をピックアップ
・TOEFLやIELTSの英語テストの受験
・海外のキャンパスツアーへの参加
・志望大学と専攻分野の選択
・出願締切日の確認
高校2年生になったら進学したい大学を具体的にピックアップし、TOEFLやIELTSなどの英語テストを受験しておくことが重要です。また、実際に海外の大学のキャンパスツアーへの参加で、大学周辺の環境と雰囲気がつかめます。志望大学と専攻分野を選定し、出願締切日の確認もこの時期に行っておきましょう。
TOEFLのスコアや学歴等、マレーシアの大学の入学条件について知りたい方は下記記事もご覧ください。
今留学先として大注目されているマレーシアの大学の入学条件をチェック! - OSB EDUCATION
高校3年生
・【8、9月】志望大学の出願に必要な書類の準備
・【10、11月】出願提出
・【翌年2~4月】合否発表
・【翌年3~5月】進学先の決定と入学手続き
※国により入学時期は異なり、入学時期を複数回設けている大学もある
高校3年生では、いよいよ出願に向けた本格的な準備が始まります。8月から9月にかけて志望大学の出願に必要な書類を準備し、10月から11月には実際に出願書類を提出します。合否は翌年2月から4月に発表され、その後3月から5月に進学先を決定し、入学手続きをします。国によって入学時期が異なり、スケジュール管理が非常に大事ですので迅速に行いましょう。
自分に合った進学先を選ぶ方法
自分に合った進学先を見つけるためには、正確な情報収集と自己分析が不可欠です。このセクションでは、進学先選びの際に考慮すべきポイントや有用なツール、サポート体制について紹介します。適切な情報を得ることで、自分に最適な大学と専攻を見つけることができ、充実した学びと将来の成功につながります。
海外の大学進学情報サイトを利用して情報収集
海外の大学進学に関する情報は、インターネットを利用して収集できます。進学情報サイトでは各大学の特徴や出願方法、奨学金情報などが掲載されており、最新の情報が簡単に得られます。海外の大学の情報サイトを有効に活用することで、自分に合った大学選びがしやすくなります。
自分の適性に合わせた専攻分野を選ぼう
専攻分野の選択は、将来のキャリアに直結する重要なポイントです。自分の興味や得意分野をよく考え、適性に合った専攻を選ぶことが大切です。また、将来のキャリアパスを見据えて、需要の高い分野や国際的な活躍が期待される分野の選択も視野に入れましょう。
留学エージェントの活用
海外大学への出願は書類の準備やスケジュール管理が複雑になるケースもあるため、プロのサポートを受けることも検討してみましょう。留学エージェントや進学カウンセラーが提供するサービスの利用で書類の作成や手続きがスムーズに進み、出願の失敗を未然に防ぎます。
One Stop Bizは、マレーシア現地でのサポートをしている留学エージェントです。
マレーシアの大学に進学をしたい高校生と、お子さまの海外進学に不安を持つ親御さんのために、進学先のご紹介だけでなく、現地での生活やVISAなどの書類手続きなどのサポートを行っています。様々な留学エージェントがある中で、信頼できるパートナー選びは重要です。ぜひ海外の大学進学を考えている高校生や親御さんはお気軽にご相談ください!
マレーシアの大学留学を経験した社員がお子様一人ひとりに合った学校をご紹介致します。
まとめ
海外の大学進学は、多くのメリットと挑戦が待っています。英語力の向上、専攻分野の選択肢の広さ、異文化の中での成長、そして将来のキャリアチャンス・人脈の広がりなど、得られるものは非常に大きいです。しっかりと準備を行い、自分に合った進学先を見つけることで、充実した学生生活と将来の成功に繋がるでしょう。